瀧本哲史著 僕は君たちに武器を配りたい
ポテンシャルはある。戦うことだって出来る。
いつもそんな根拠のない、妙な自信をどこかに持っていたのかもしれない。
時たま無性に新書を読みたくなる。
今回その衝動のまま本屋をうろついていたら見つけたのがこの本。
まさにサラリーマンとして生きている自分にとっては内容がサクサクと身に刺さった。
自分自身を商品と捉える。その発想自体は真新しくもないがなるほど、
確かに自分でも追いかけていたのは"英語が出来て"、"仕事の速い"というありふれた
替えの利く人材だった。
著者はそんなコモディティ化した人材は、来る本当の資本主義では勝ち抜けないと諭す。
同様に環境変化の速度/情報技術の革新から将来目指すべき存在も予測している。
考えないものはただカモにされるだけなのだ、と。
確かに武器は受け取った。
しかしそれで戦場へ向かえるかはまた別の話。
その場にとどまっていれば傷つく可能性もまた低いのだから。
■買ったもの情報
出版社:講談社
著者 :瀧本哲史
商品名:僕は君たちに武器を配りたい
購入価格:1890円